カンボジア井戸建設支援
カンボジアの貧しい農村地域では、未だに水道、電気、ガスなどは通っていません。
そんな地域では、池や川の水や雨水を生活用水、飲料水に使っています。
私が訪れた村でも、動物の排泄物などが混ざっているような池の水を使っていました。
そんな濁った泥水を、飲み水、料理、洗濯、水浴びなど、全てに使っているのです。
そして、水汲みは、女性や子供達の毎日の仕事です。家から数百メートルも
離れた池まで、重たいバケツを2つ、棒の両端にぶら下げて毎日運んでいるのです。
日本にいると、水道をひねると綺麗な水がいくらでも出てきます。しかし、
発展途上の地域に行くと、それは決して当たり前ではないことなのだと思い知らされます。
私がカンボジアを訪問して実感した事は、
「井戸を支援することは、貧しい地域の人達の生活に大きく貢献できる」
ということでした。
井戸ができることで、カンボジアの貧しい村ではこのような恩恵を受けることができます。
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生活用水が手に入る
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子供達の水汲み作業が減る
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子供達が学校に通いやすくなる
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子供達が勉強する時間が増える
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安全で美味しい水が飲める
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水の確保により生活が快適になる
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水を購入する必要がなくなる(生活が楽になる)
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安全な水が飲めることで病気が減る
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村の人達の生活が向上する
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水の確保から生活に潤いが出来る
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畑などを作り農作物を植えることができる
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仕事が増え、収入を拡大することができる
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井戸があることで人が集まる
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人が集まると村が活性化する
井戸を建設することは、安全な水を支援するだけはなく、
生活水準の向上や、未来の可能性にも支援することになるのです。
支援している井戸は、小型井戸、大型井戸の2種類です。
※全ての井戸は、採掘前に水質検査での安全性を確認した上で、支援しております。
支援先は、井戸のない(若しくは井戸が壊れて使用できない)小学校、若しくは、水のない貧しい村に支援しています。
※バラコミでは、支援者の方からお預かりした寄付金は100%現地に届けています。カンボジア建設支援会社(KHJ Constoructions Ltd)から手数料等も一切受け取っておりません。カンボジアへの送金手数料を含め、支援活動にかかる一切の諸経費については、私(江見)の個人負担で活動しております。

小型井戸(1基 5万5000円)
建設地:貧しい村
〇カンボジアの中で一番使われている井戸です。
〇比較的浅い水脈の地域や、砂利などの少ない地質に掘ることができます。
〇難点は、故障しやすい事と、水脈が浅い為に水源が途中でなくなる可能性があります。
〇採掘地域によりますが、1基で3~5家族で使う事が多いようです。
〇通常3~4年は修理せず使用できます。(但し、使用頻度、設置箇所により、それよりも早くに修理が必要になったり、水源が切れる場合もあります)

大型井戸(1基 20万円)
建設地:井戸のない小学校、貧しい村
〇小型井戸が掘れない地域、多人数で使用する場所に設置します。
〇大型井戸は、深く掘ることができるため、水脈が深い場合、軟弱な地質、硬い岩盤の地質などに適しています。
〇大型井戸の場合、小型井戸よりも故障が少ないです。
〇小さな村などは、1基で1つの村全体で使用することが出来ます。(約50~100家族)。
〇大型井戸はメンテナンス次第で長期間(10年以上)の使用が可能です。
(使用できる期間については、地質や周辺地域の状況、使用頻度により変化することがあります。できるだけ長期間の使用ができるよう、KHJから村人への指導を行っています)